普通だと思っていたパンは全然普通じゃなかった
お店を休業して早5ヶ月。
その間、パンは全く焼いていません…
1歳9ヶ月の息子はパンが大好きなので、お店を営業していた頃はもちろん自分で焼いたパンを息子にも食べさせていました。
自分でパンを焼かなくなってからは、他のお店でパンを買うようになったのですが、私が思っていた普通のパンがなかなか売っていないのです。
私が今まで当たり前のように焼いてきた普通のパンは
小麦粉、砂糖、塩、酵母をメインに、卵、バターなどの油脂を使ったシンプルなパン。
保存料や添加物を使用しないのは、専門店なら当然のことだと思っていました。
しかし、近くのパン屋さんに行っても、成分表を見ると実態のよくわからない名称が記載されていたり、油脂もマーガリンやショートニングを使用しているところが意外と多いんですね…
大人が食べるならまだしも、まだ小さな子どもにこれを食べさせるのはちょっと抵抗があるな…と感じてしまいます。
こんなことを言うと、さぞかし食事に気を使っているのだろうと思われがちですが、
そうは言っても外食もするし、ベビーフードも使います。
毎食毎食、本当に大変ですもの…
自分でパン屋をやっていると、どうしてもパンに対する目だけは厳しくなってしまうんですよね。
パンは主食であり、毎日口にする人も多いかと思います。
だからこそ、自分の納得できる材料をしっかり選んで作り続けていきたいです。
近頃の原材料高騰は相当なもので、お店再開後はさらに販売価格を上げないといけないでしょう…
これはパン屋にとっても厳しい選択で、できれば価格はあげたくないです。
しかし材料の質は、絶対に下げられないのです。
数年前から、パンが高級品になってしまう日がいつか来るんだろうなと薄々感じていましたが、
もうそこまで来ているなという感覚です。
それでもお客さんに選んでもらうにはどうしたらいいのか。
難しい課題ですね。
うーん。。。
ひとまず今日はこの辺で。おやすみなさい。